山陽丸
(さんようまる)


 玉藻丸型の代替船。この型は内装が豪華な事で有名である。 洗面所は大理石、中央の回り階段、手摺りなどの木部はチーク材、天 窓にはステンドグラス、壁には彫刻、畳敷き2等客室にはバラ模様のじゅうたん、前 部の半円型の窓は展望室のベランダで籐の椅子があった。また、実力も小さいなが ら14kt弱をだしたので、今と同じ位の時間で運航していた。
用途客船
就航大正12年6月29日
旅客定員就航時1057名
(2等室158名、3等室899名)
終航時1108名
(2等室158名、3等室950名)
総トン数561.19t
全長148ft
28.6ft
深さ12.6ft
喫水9.11ft
純トン数214.56t
主機械パーソンスタービン
出力1375ps
試運転速力13.89kt
航海速力13.8kt
製造所神戸三菱造船所
起工大正12年1月8日
進水大正12年4月17日
竣工大正12年6月2日
終航昭和23年12月27日



南海丸
(なんかいまる)


 山陽丸の姉妹船。外観上の相違点は、煙突の長さが南海丸の方が長いこと である。また、この型は、燃費が悪いことで、就航早々から山陽新報・香川新報両紙 に取り上げられた。
用途客船
就航大正12年7月3日
旅客定員就航時1057名
(2等室158名、3等室899名)
終航時1108名
(2等室158名、3等室950名)
総トン数561.19t
全長148ft
28.6ft
深さ12.6ft
喫水9.11ft
純トン数214.56t
主機械パーソンスタービン
出力1453ps
試運転速力13.89kt
航海速力13.8kt
製造所神戸三菱造船所
起工大正12年1月8日
進水大正12年4月18日
竣工大正12年6月25日
終航昭和25年11月19日
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